私は凛堂くんの腕から抜け出そうとしたけど

やっぱり凛堂くんは男の子だから

全然抜けれない


「詩乃何してるの?」

「凛堂くん、恥ずかしいから離して…」

「だーめ」


凛堂くんは話してくれる気ゼロです


私は大人しく凛堂くんの腕の中で大人しく本を読んで過ごした。



もちろん、頭に本の内容は一個も入ってこなかった。