放課後


「詩乃こっちおいで」


凛堂くんがやけに話しかけくる
嬉しいんだけど
心臓がもちません…


私は大人しく凛堂くんが座っている
ソファーに向かった

「ん、いい子」

凛堂くんが後ろからハグしてくる
あ〜

心臓の音絶対聞こえてるよ〜!


「詩乃、心臓の音すごいね」


ほら、やっぱり聞こえてる


「だって、凛堂くんがハグしてるから…」


「へぇー、俺がハグすると心臓ドキドキするんだぁ」


凛堂くんご機嫌だ。


すると、耳元で





「可愛い」




え?!



か、可愛い…?


今ので、耳真っ赤だよ…


恥ずかしい…


さらに心臓が…

壊れそう…



「凛堂くん…恥ずかしい…」


「俺は素直に感想を伝えただけだよ?」