「凛堂くんは体育祭なんの種目に出るの?」

「体育祭?」

「うん、今日午後の時間に
種目決めなかったの?」

「寝てたからわかんない
詩乃は何に出るの?」

「わたしはリレーに出るよ!」

「詩乃ってはしれるの?」

「走れるよ!」

と凛堂くんは意地悪そうに笑っていた

「じゃあ詩乃のこと応援してあげる」

「ほんとに?!」

「ほんと」

「でも凛堂くんもリレーかもよ?」

「ん?俺がリレーでも詩乃が走ってる
時は詩乃を応援するに決まってるでしょ?」

えへへっ、嬉しいなぁ

「詩乃さん顔がにやけてるよ?」

「にやけてないもん!」

へぇー

と言って凛堂くんは寝てしまった