さっきまで髪をいじっていた
凛堂くんの手が後頭部に周り
「じゃあ、俺は狼だね」
へ？
「いただきまーす」
あっという間に唇が重なった
「んっ…」
「…詩乃、口開けて」
頭がぽーとして
言われた通りに口を開けると
舌が絡まってきた
息が…
「…んっ」
苦しくなってきたから
凛堂くんの胸元を叩いた
すると、ゆっくり口を離してくれた
「もう、苦しくなったの？」
凛堂くんは余裕そう…
「可愛いね」
そう言って、凛堂くんはおでこにキスをした
ちゅっ
「ご馳走様」
わたしはもう、真っ赤で
頭が働いておらず
凛堂くんの胸元に寄りかかった
