「誰だぁ!ああっ、何やってんだ!あっリョウさん!!お早うございます!相変わらず早いですね!(上を見上げて)バカっ!誰だぁ、何やってんだ!」



一理は、慌てて下に降りて来ていた。


「すみません…勝手なことしてしまいまして、……」


「結城さんとこの、新米かい?ダメだって、勝手に上がっちゃ…しかも、見たら女の身じゃあ…無理無理!結城さん達もうすぐ来るはずだから、あっち行ってて!」



「はいっ!すみませんでした。」



「リョウさんっ!始めから、やりますか?ピアノは?もうっ、入りますかね?」



「ああっ、もうすぐ入るはずだから!今回ちよっと位置ずらせて!」



「判りました!また合図してください!」