『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜


♬〜
友香から着信



「菫、何してた?」



「家だよ
友香は?」



「私は部活〜」



友香はバスケ部のマネージャーをしていた

同じ部活に友香の片思いの先輩がいる



友香は今日も先輩に会えたんだね

いいな…羨ましくなる



「今、帰ってるところなんだけど
さっき学校で水嶋見かけたよ」



友香のことがますます羨ましくなった



「学校休みなのに何してたんだろ…」



私も行けばよかった



「私、話しかけられたよ!
立花さんの友達って…
だから菫のこと宣伝しといた」



「やめてよ〜
また変なこと言ったんでしょ!」



「ドジだけど、いい子なんですって言ったら
知ってる!って言ってたよ」

友香が電話の向こうで笑った



「もぉ〜」



「それから
優しくて、一生懸命な子って
水嶋言ってたよ
菫に言ったら喜ぶだろうなって思って
早速、電話しちゃった」



先生、そんなふうに思ってくれてるんだ



「ありがと、友香」



「うん、じゃあ、また月曜日ね!」



そう言って友香は電話を切った



先生、会いたかったな…


早く月曜日になれ!



こんなに長い土日を過ごしたのは
初めてかも