友香に会って先生と再会した話をした



「私、先生に会った」



「え、先生って…?」



「水嶋先生」



「ホントに!?」



「うん」



友香は大きい目を更に大きくして驚いた



「そんなに驚かなくても…」



「だって、驚くよ!
何年ぶり?…3年?…4年?

急にいなくなってさ
まだ生きてたんだ」



「私も驚いたよ」



もぉ会えないと思いながら

いつも探してた人



「だよね…

水嶋、変わってなかった?
ハゲてなかった?」


友香が笑った



「うん、変わってない」



私の大好きな先生だった



「まぁー、よかったね、とりあえず…
え、よかったの…?菫は」



「うん、よかったよ」



「やっぱり、まだ好きだったんだ…菫」



「うん 」



ずっと好きだった



「で?で?
どーなったの?」



「今日も、会うよ…」



「え…じゃあ…?」



「彼女…って言われたよ」



「え!!!
彼女!?
もぉ!?

展開、早くない?
大丈夫?菫!」



「え…
大丈夫?って…?
また、遊ばれてるかな?私」



「それは、わからないけど…
再会したばっかなのに…」



「だって、ずっと待ってたもん、私は」



「そっか!
そーだね…

菫、ぶれずにずっと水嶋のこと
好きだったもんね

諦めた方がいいとか
遊ばれてたとか言って
ホントにごめんね…

待ってて、よかったね…菫

よかった…
菫、幸せそう…」



友香は驚いてたけど祝福してくれた




ずっと好きだった

ずっと待ってた



先生もそう言ってくれたよ