ドーン…ドーン…ドーン…
「先生…
私は、先生のこと好きだよ…」
ドーン…ドーン…
「…急に、どぉしたの…」
「急じゃないよ…
ずっと好きだよ…
今日も、ずっとドキドキしてた」
ドーン…ドーン…
先生の手が私の頬を触った
「冷たい…」
先生の手は温かかった
目が合って
先生の唇が私の唇にそっと触れた
ーー
キスなのかな…っていうぐらい
一瞬だった
「オレも好きだよ」
耳元で先生の声がした
冷たかった私の身体が
熱くなったのがわかった
ドーン…ドーン…
「タバコ、買ってくる…」
先生が言った
タバコまだあったのに…
コンビニの袋に入ってた
「先生、私も一緒に行きたい…」
私は先生のシャツを掴んだ



