「立花さん、、、大丈夫?」
駅に着くと小林くんが息を切らせて言った
「、、ごめん、、タオル、、、
オレが使ったのしかない」
「、、、私、ハンカチあるから、、、
大丈夫だよ、、、」
「あ、、、待って、、、」
小林くんがリュックから何か出した
「、、コレ、体操着、、今日着てないから、、」
そう言って私に貸してくれた
体操着で拭いてってことだと思う
「でも、、、大丈夫、、小林くん使って、、」
「あ、ヤダった?、、、ごめん、、」
「そんなこと、ないけど、、、」
「じゃあ、拭いて、、風邪ひかせたくない、、」
小林くんは優しい
私は小林くんの体操着で髪を拭いた



