「ああ、そうそう。飲み会でたまに見るわ」 聡介はどうりで見たことある顔だ、と言いながらまた視線を砂場へと向けた。 その特徴的な髪型と、聡介はいい意味でも悪い意味でも先輩の中では特に目立っていた。 それに比べ咲智は、なるべく波風立てないように、目立たないようにひっそりとしていたので聡介の記憶にはあまりなかった模様。 「その子、与田さんの子供ですか?」 「は?ちげーよ。こいつは兄貴の子供。今、嫁と旅行行ってるから預かってあげてんだよ」