私を救ってくれた君に


「じゃあ、えっと…帰ってくれる?」

と、言いずらそうにロイ君は言う。

「血、飲まなくていいの?」

「俺は増血剤と…輸血して…貰うから」

そう言いながらもロイ君はヨダレを垂らしている。

そんなに血の匂いするんだ…

そんなロイ君を見ていたら怒りと心配で涙が出てきた。

「サナ…どうした…」

「もうっ!なんで分かってくれないの!」

「えっ?」

「私ロイ君になら血を飲まれてもいいっ!」