「そうかサナよろしく」

「てかサナは蜜香だよな?
通りかかった時に怪我から血の匂いがして思わず飲んでしまった。」

本当にごめんとロイ君は謝る。

「大丈夫だよ」

私はロイ君を安心させるように言う。

「さっき母さんがつけた名前って言ってたけどもともとの名前じゃなくて良かったの?」

「うん…孤児院ではみんな番号で
私はD480番…
もちろん孤児院に入る前の名前はあった
レナって名前だった…」