だって会ったばかりの男の子に傷だらけの背中見られたんだよ?

見られるだけじゃなく舐められたんだよ?

超イケメンに!

ドキドキしないはずがないでしょ?

まぁもちろん血を飲まれた時は怖かったけどね?

顔が赤くなってるかもとか思っているとずっと申し訳なさそうに見ていたロイ君が謝ってきた。

「俺の名前はロイって言います。
さっきは貧血で倒れているところを助けて貰ったのに血を飲んでしまってごめんなさい。」