いつまでも君の隣で

数学の授業までに何とか写し終えた…。ずっと気になっていたが、愁の姿が見当たらない。
遅刻かな?と思ったけどまだ来ない。

欠席者聞いてなかったな。数学でパニクってたから。後で先生に聞いてみよ。

窓側の席なのでうとうとしながら、そんなことを考えていると、

「愛梨!これ解いてみろ!」

「…え、(今呼ばれた!?)あっはい」

問題を見ると、ああこれ解けるわ!
……セーフ!!

スラスラスラスラ〜

これには先生も驚愕の表情。

「せ、正解だ…なんだ聞いてたのかよ」

このあともだらだらと数学の授業を受け、チャイムが鳴った瞬間に教室を飛び出た。

「ハッハッ…失礼します!岡部先生いますか?」

岡部先生は私のクラスや担任で、穏やかで気遣いのできる先生。みんなに人気なんだ。


「おう、愛梨さんなんか用かい?」

「あの…今日の欠席者を伺いたいのですが…」

「ああ今日の欠席者は愁だけだな」

「え、あ、はい。ありがとうございました。失礼しました」

なんで…休みなの…
昨日来るって言ったじゃん!!

ピロンっ

それに受け答えするかのようにスマホが鳴った。

誰からだろ…え!!!
愁からじゃん

「ごめん、今日学校行けない。まだ体調悪くて…ごめんな。今ようやく起き上がれるようになったから、微妙な時間帯にごめん!後、結構だるいからお見舞いしばらく来なくていいよ。
お前の事だからすごい心配して、来そうだけどな(笑)すぐ治るから心配すんなよ!戻ったらノート見せろよ?」

え、今日も…てか今まで起き上がれないほど、辛かったの?
しばらく呆然と立ちつくしていた。