思わずそんな嫌みを言ってしまった。

「それが俺の仕事だし、面倒なことになるのも仲間が傷付くのも嫌だからね。」

「ふうん。まぁ、なんでもいいけど私貴方のとこのお姫様と特に仲良くするつもりもないししたいとも思いませんよ。」

「...どういう事かな?」

「そのままですよ。そもそも友達って他人が介入することじゃないでしょ?それに私も面倒事って大嫌いなんです。」

「...でもまぁ少なくとも貴方たち清瀧の敵にはなりませんよ。なろうとも思いませんし。」

そういうことでと言って屋上を出ようとしたら声をかけられた。

「眞衣ちゃんの友達にならなくても俺が気に入ったみたいだから覚悟していてね。」

「...はぁ?」

「だから覚悟しててね?俺、しつこいから。」

「...頭おかしいんじゃない?」

理苑はそう言って屋上を出ていった。