静かな午後の陽射しの中
小さな池に架かる、白い石橋
風に揺れて 葉を擦り合わせる笹
微かに届く 演奏の音
ここでもお互い
かなり長い間、無言 ―――
そして、先に言葉を口にしたのは
スラストファー氏の方だった
「 ―― 今在る私の成功全ては
あの子を犠牲にして成り立った物だ
この上、ローグウェルの責を
君も含めて重ねて娘に
押し付けるつもりは無いよ 」
「 それは結婚を ―――
…許して下さらないと言う事ですか 」
「 許さないも何も…
私が父としてあの子に
してやれた事なんて…
――― ああああっ そうだ…!
思い出した!!! 」
「 はい 」
「 君は昔
とても小さなアズルに
プロポーズした事があるんだよ 」


