屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜





お互い 意図してはいなかったが
少し、間を空けて着席


しばし 無言 ―――




位置的にはアリーナ
赤と緑に分かれた二階席が良く見える


会場にマイクが通り、指示の開始
それに答えるスタッフ達の声




「 ――… スラストファーさん 」


「 そういえば若い頃
一度、ここに来たよ 」