雄太「私んちは夜誰もいないからご飯用意されてると思うし。それ食べて。」
帰り道、陽葵が言う









陽葵「俺んとこはみんな揃ってから食うし。ご飯の前に風呂は済ます。」








雄太「私のとこ寂しいし、ごめんやで。」
陽葵の家の前で足を止めた







陽葵「じゃ。俺の所は逆にうるさすぎかもな。」







雄太「勉強出来ひんかもーとか言っちゃって。バイバイ。」
陽葵は手を振って去っていった






俺は陽葵の家の鍵をカバンから取りだし、鍵をあけた

陽葵の家はアパートの2階 手前から3軒目だ





陽葵「ただいまー……って誰もいないんだった。」
俺は靴を脱いで部屋へ入った







机の上に手紙がある 読んだ








『これを食べてね。』




そこにはご飯とカップラーメンとケトルがあった





陽葵「……よし、早めの一人暮らしだと思えば!」