通学路



陽葵「なんかさ、お前と通学するの久しぶりじゃない?小学校以来。」
俺は歩きながら言った




雄太「えー!そうでもないよ?帰りは帰ってたじゃん。雄太が部活始めたからちゃう?帰れる時は帰ってた!」





陽葵「テストの時とかはな。」





雄太「……私は嬉しいよ。雄太と行けんの。で、ここら辺から心が……」





心「陽葵〜!あれ、雄太もや。おはよう。」
脇道から河合心が出てきた





雄太「心〜!」
陽葵は手を振った




心「お、おはよう雄太。」
心も手を振った





俺は陽葵の腕をつねった





雄太「痛っ……!ゆ……you!」




陽葵「お前は俺だ!」
小声で言った





心「久々やね、雄太と陽葵、それと私がそろうなんて。」





陽葵「そうだな。」





心「最近部活どうなん?サッカースタメンとれたんやろ?」






陽葵「そそ、うっとーしい先輩がいるなか頑張ってやってるよ。俺にパスもだしてくれなくて。俺に渡せばゴール決まんのに。」






心「え……陽葵がなんでいうの?」







あ、俺は雄太じゃねえ






え、あの、その……







雄太「って昨日俺が陽葵に話してん。ったく、俺の真似してまで言わんでええのに。」





心「似てた似てた〜!雄太が言ってるかと思ったよ!」






よかった、心が鈍感で




俺は陽葵を見たら…





はんにゃのお面のような顔をしてる





やべっ………