雄太「おはよう雄太〜。」
陽葵はもう制服に着替えていた





陽葵「はや。」
俺はまだ寝巻きのままだ





雄太「少し用あるから、上がらせて。」
陽葵は入ってきた





陽葵「あ……うん。」






俺は着替えることにした







陽葵「陽葵。ネクタイ結べないんだけど……。」





雄太「あ、そうか。結ぶよ!」
陽葵がこっちに来た






陽葵「ん……?」






雄太「あっちむいて?」
俺は陽葵に半回転ターンさせられた





陽葵「え、なんで陽葵に背中……」
陽葵は背中越しにネクタイを結び始めた





雄太「こうやって、自分がやってるみたいにしないとできないの!」
陽葵は結び終わって俺の肩を叩いた





雄太「はい終了〜!」






陽葵「あ……ありがとう。」





雄太「今日の学校サボるわけには行かないでしょ?そうだから私は雄太を演じて、雄太は私を演じて?」






陽葵「お、おう。」





雄太「よし、じゃあ行こか?」
陽葵はカバンを持った





陽葵「それ!俺の……いや、陽葵のカバン!」
俺はカバンを指さしながら





雄太「あ、いっけない。ついつい。私は雄太のカバンを持たな。」
と、正しいカバンをもち、靴を履いた





陽葵「まてまて。」
俺もおって靴を履いた






ここから、入れ替わり生活が始まった