海は車で2時間くらい。
生徒から見られるとまずいと考えて少し遠い所に行く。
でもドライブがてらとっても楽しい。
助手席に蓮斗が座って
「たまに外に出るのもいいね」
「たまにはこうやって外でデートしようね」
「咲良ちゃん大好き」
「私も好きだよ」
海に着いたらたくさん人がいる。
何年ぶりの海だろう。
今日は泊まれるし思いっきり楽しもう!
水着に着替えようとしたら、
「咲良ちゃん、これ着て?」
「私準備したものあるからいいよ」
「俺が咲良ちゃんのために買ったのがあるからこれ」
渡されたのは…
「えー!!!!」
更衣室で思いっきり叫んでしまった。
濃いピンクのフリル付きの水着。
お腹の部分もめっちゃ空いてるし下の部分も結構きわどいし…
蓮斗、変態すぎる。
着たくないけど蓮斗がわざわざ買ってくれたし…
でも着たくない。
どうしよう。
迷ったあげく私は蓮斗が買った水着を着た。
ビーチに出てさっそく蓮斗に
「変態!」
「変態ってそんなストレートに言わなくても…」
「これはひどい!」
「ひどくないよ、彼氏と海に来てるんだからひどくないじゃん、そう思わない?それに、俺はこういう咲良ちゃんが見たかったから」
「めっちゃ恥ずかしいよ…」
「めっちゃ可愛いよ、海に入ろう」
2人で海に入る。持ってきた浮き輪で2人でぷかぷか浮かぶ。
あーめっちゃ気持ちいい。
上を見ると太陽が眩しくて目を瞑ってしまいそうになるけど、横を見ると足をバタバタ動かしてぐるぐる回ってる蓮斗。
やっぱり子供だなぁ〜
まだ15歳。
なのに大人っぽくて頼れて、でも甘え上手。
蓮斗の虜になった。
だから付き合ってるんだけどね。
ダメでももう引き返せない。
そんなことを考えていたら太陽が眩しく見えなくなった。
ずっと上を向いてぼーっととしていた。
「咲良ちゃん」
「うん?」
蓮斗は浮き輪をひっくり返して私を落とした。
「なにすんの、海水飲んじゃったよ!!」
「ふふ、可愛い」
「こんな23歳の女子をからかって楽しい?」
「からかってない、本当に可愛いよ」
「いっつもそーゆうこと言う!」
「だって俺の彼女なんだから当たり前じゃない?というか、パラソル立てておいたし、海の家でなんか昼ごはん食べようよ」
「いつの間に!?」
「ぼーっととしてたから気付いてないだけでしょ?」
「あーそうだね、海の家に行こう!」
海の家で私は焼きそば、蓮斗はラーメンを食べた。
その後、パラソルの下でたわいもない話をしながらまた海に入って休んでっていう繰り返してあっという間に日が暮れる時間になった。
「蓮斗、そろそろコテージ行こっか」
「そうしよう」
体を洗って片付けをしてコテージに向かう。
やっと全身隠せる服を着れるこの安心感。
いくら彼氏とはいえ、やっぱりあの水着を着るのはめっちゃ恥ずかしかった。
「コテージ広いね〜」
蓮斗が周りを見渡しながら言う。
「俺の家にならないかな〜」
「ならないよ、てか夜ご飯なに食べる?」
「うーん、バーベキューはどう?」
バーベキューか。したことないし、いいかも。
「バーベキューセットって管理人から借りれるらしいから借りて買い物に行こ!」
私が返事をしないまま管理人にバーベキューセットを借りに行った蓮斗。
そして、買い物に行って食材を買った。ついでに花火も。
1泊2日だけど、すごい楽しめる。
もう楽しんでる。
すごい幸せだな私…
隣にいるのは好きな人ですごい喜んでくれている。
「蓮斗、お肉食べ過ぎ!」
「咲良ちゃん早くお肉を焼いて〜」
「蓮斗変わって!」
「いやだーーーー」
「いやだじゃなくて私もお肉食べたい!」
「ほら口開けて」
蓮斗が私にお肉を食べさせてくれる。
結局手には箸じゃなくてずっとトングを持ち続け蓮斗がずっと食べさせてくれた。
「蓮斗ってうまいよね」
「え、いきなりなに」笑
「いや、なんかギャップっていうの?男らしいけど甘え上手でなんか、こう、うん」笑
「なにも伝わらない」
「何て言えばいいんだろう、ギャップがあって魅力があるって言えばいいのかな」
「へー俺が」
「そう、蓮斗が」
「自分が甘えられるの、有りのままの自分が出せるのは碧海と咲良ちゃんだけだから」
「そうなんだ」
「碧海も知ってるよ俺らのこと」
「そうだと思った」
「いつもあいつといるから?」
「それもあるし、蓮斗も水上くんもモテるじゃん」
「う、うん、まぁ」
「認めたね!それで最初はモテてる同士ただいるだけかなとか思ってたけど、本当に信頼してるとか親友の前でしか見せない表情が自然と出るんだよ、蓮斗と水上くんはお互いの全てを曝け出している感じがした。担任だから生徒のこと見るよ〜」
「小学校からの幼なじみだから」
「そうなんだ通りで仲良いわけだ」
「そう、今でも咲良ちゃんと泊まらない日はあいつの家で泊まることもあるよ」
「そうなんだ、こうやって水上くんと花火したこともあるの?」
「何回もあるよ、これから毎年咲良ちゃんと花火したいな」
「私も」
「あと線香花火だけだね」
線香花火を2人でする。最後の花火。
同時に火をつけて同時に火の玉が落ちた。
まるで運命共同体のような2本の線香花火だった。
生徒から見られるとまずいと考えて少し遠い所に行く。
でもドライブがてらとっても楽しい。
助手席に蓮斗が座って
「たまに外に出るのもいいね」
「たまにはこうやって外でデートしようね」
「咲良ちゃん大好き」
「私も好きだよ」
海に着いたらたくさん人がいる。
何年ぶりの海だろう。
今日は泊まれるし思いっきり楽しもう!
水着に着替えようとしたら、
「咲良ちゃん、これ着て?」
「私準備したものあるからいいよ」
「俺が咲良ちゃんのために買ったのがあるからこれ」
渡されたのは…
「えー!!!!」
更衣室で思いっきり叫んでしまった。
濃いピンクのフリル付きの水着。
お腹の部分もめっちゃ空いてるし下の部分も結構きわどいし…
蓮斗、変態すぎる。
着たくないけど蓮斗がわざわざ買ってくれたし…
でも着たくない。
どうしよう。
迷ったあげく私は蓮斗が買った水着を着た。
ビーチに出てさっそく蓮斗に
「変態!」
「変態ってそんなストレートに言わなくても…」
「これはひどい!」
「ひどくないよ、彼氏と海に来てるんだからひどくないじゃん、そう思わない?それに、俺はこういう咲良ちゃんが見たかったから」
「めっちゃ恥ずかしいよ…」
「めっちゃ可愛いよ、海に入ろう」
2人で海に入る。持ってきた浮き輪で2人でぷかぷか浮かぶ。
あーめっちゃ気持ちいい。
上を見ると太陽が眩しくて目を瞑ってしまいそうになるけど、横を見ると足をバタバタ動かしてぐるぐる回ってる蓮斗。
やっぱり子供だなぁ〜
まだ15歳。
なのに大人っぽくて頼れて、でも甘え上手。
蓮斗の虜になった。
だから付き合ってるんだけどね。
ダメでももう引き返せない。
そんなことを考えていたら太陽が眩しく見えなくなった。
ずっと上を向いてぼーっととしていた。
「咲良ちゃん」
「うん?」
蓮斗は浮き輪をひっくり返して私を落とした。
「なにすんの、海水飲んじゃったよ!!」
「ふふ、可愛い」
「こんな23歳の女子をからかって楽しい?」
「からかってない、本当に可愛いよ」
「いっつもそーゆうこと言う!」
「だって俺の彼女なんだから当たり前じゃない?というか、パラソル立てておいたし、海の家でなんか昼ごはん食べようよ」
「いつの間に!?」
「ぼーっととしてたから気付いてないだけでしょ?」
「あーそうだね、海の家に行こう!」
海の家で私は焼きそば、蓮斗はラーメンを食べた。
その後、パラソルの下でたわいもない話をしながらまた海に入って休んでっていう繰り返してあっという間に日が暮れる時間になった。
「蓮斗、そろそろコテージ行こっか」
「そうしよう」
体を洗って片付けをしてコテージに向かう。
やっと全身隠せる服を着れるこの安心感。
いくら彼氏とはいえ、やっぱりあの水着を着るのはめっちゃ恥ずかしかった。
「コテージ広いね〜」
蓮斗が周りを見渡しながら言う。
「俺の家にならないかな〜」
「ならないよ、てか夜ご飯なに食べる?」
「うーん、バーベキューはどう?」
バーベキューか。したことないし、いいかも。
「バーベキューセットって管理人から借りれるらしいから借りて買い物に行こ!」
私が返事をしないまま管理人にバーベキューセットを借りに行った蓮斗。
そして、買い物に行って食材を買った。ついでに花火も。
1泊2日だけど、すごい楽しめる。
もう楽しんでる。
すごい幸せだな私…
隣にいるのは好きな人ですごい喜んでくれている。
「蓮斗、お肉食べ過ぎ!」
「咲良ちゃん早くお肉を焼いて〜」
「蓮斗変わって!」
「いやだーーーー」
「いやだじゃなくて私もお肉食べたい!」
「ほら口開けて」
蓮斗が私にお肉を食べさせてくれる。
結局手には箸じゃなくてずっとトングを持ち続け蓮斗がずっと食べさせてくれた。
「蓮斗ってうまいよね」
「え、いきなりなに」笑
「いや、なんかギャップっていうの?男らしいけど甘え上手でなんか、こう、うん」笑
「なにも伝わらない」
「何て言えばいいんだろう、ギャップがあって魅力があるって言えばいいのかな」
「へー俺が」
「そう、蓮斗が」
「自分が甘えられるの、有りのままの自分が出せるのは碧海と咲良ちゃんだけだから」
「そうなんだ」
「碧海も知ってるよ俺らのこと」
「そうだと思った」
「いつもあいつといるから?」
「それもあるし、蓮斗も水上くんもモテるじゃん」
「う、うん、まぁ」
「認めたね!それで最初はモテてる同士ただいるだけかなとか思ってたけど、本当に信頼してるとか親友の前でしか見せない表情が自然と出るんだよ、蓮斗と水上くんはお互いの全てを曝け出している感じがした。担任だから生徒のこと見るよ〜」
「小学校からの幼なじみだから」
「そうなんだ通りで仲良いわけだ」
「そう、今でも咲良ちゃんと泊まらない日はあいつの家で泊まることもあるよ」
「そうなんだ、こうやって水上くんと花火したこともあるの?」
「何回もあるよ、これから毎年咲良ちゃんと花火したいな」
「私も」
「あと線香花火だけだね」
線香花火を2人でする。最後の花火。
同時に火をつけて同時に火の玉が落ちた。
まるで運命共同体のような2本の線香花火だった。