私はその中の一人に目が釘付けになっていた。
人生で初めて『一目惚れ』というものをしていたのだ。
その男の名は【ハヤテ】。
お世辞にもかっこいいとは言えない。
転んだら折れてしまいそうなほど体も細い。



その時私はこの男ととても幸せで、とても不幸な人生を歩むことになるとはこの時1ミリも思っていなかった…。