私はこの日を心待ちにしていた。
やっと憧れのJKというものになれるのを…
そしてこれからの四年間、幸せでもあり大変なことが待ち受けていることをまだ私は知らなかった

入学式当日ー。
私は県立I高校に晴れて入学することができた。
憧れの女子高校生とやらだ。
姉の娘(姪っ子)が同じ高校の3年生だったからか、制服の着崩し方やメイクも完璧に仕上げて入学式に挑んだ。

だがひょんな事にその年から厳しくなったからか、入学して早々学年室に呼ばれた。
「はぁ、ほんとについてないな…」
ピアスやスカートの短さ、ルーズソックス、髪色を散々注意されて廊下に出た。


そんなとき、一人の男の子に出会う。
廊下で数人の男達が話していた。