「美咲ちゃん、ごめん」
最初に言葉を発したのは翠くんだった。
「あんな目にあわせたのは俺たちのせいだ。美咲ちゃんに怖い思いさせて。最低だ俺たち」
「あの人は・・たかしくんはサクを恨んでたの・・?」
3人とも申し訳なさそうに頭を下げているけど、きっとみんなもわたしと同じでサクを守りたかったんじゃないかって思う。
「それは、美咲ちゃんが直接サクからきいたほうがいい」
「うん、わかった」
わたしもできることならサクの口からききたい。
そのあとは先生がきて、3人は病室からでていった。
わたしは単純にショックで倒れただけだったので、そのまますぐ退院できた。



