「いやあ、歓迎会といったらやっぱパーティーだろ?」

「でもさ、コンセントないとテレビつけられなくない?」

「・・・・・・・・」


わたしのその言葉にシーンと聞こえてきそうなくらいの静寂が流れた。


やっぱり馬鹿だ。この人たち。


教室ならまだしも屋上にコンセントなんてものがあるわけがない。

それに、どうやってそのテレビを家からもってきたのか。

色々聞きたいことがありすぎる。



「どっか空き教室探すか」


「そ、そうだよ!教室ならコンセントあるし!よし、そうしよう!」


救世主のようなサクの提案にわたしたちは空き教室を探すことになった。