遊び歩く光子を抑えるように、店を任せてしまった徹。

光子は仕事に手応えを感じて、以前のように徹を責める目で見なくなった。

仕事を共有していることが、光子の自信になったから。
 


でもそれが夕璃の孤独を確定したことに徹も光子も気付かなかった。

仕事だから。

だんだん理解を深めた夕璃は、きっとそう思って自分を抑えてきたのだろう。

誰にも言えず。誰にも言わずに。