「も...もしかして...、神楽先生が...茶道部の顧問、なんですか...?」 途切れ途切れの言葉。 それは興奮と、困惑と、それから、ちょっとだけの恐怖から出たものだった。 「...ご名答」 現実から引きずり出され、理想の桃源郷に落とされていくような感覚だった。 全身の血が、ぶわぁっと熱を帯びて上がってくる...そんな感じで。