「あ、ありがとうございます...!中にまだ顧問の先生いてくださるかは分からないですけど、いなかったら職員室行きます。神楽先生、案内してくださってありがとうございました...!」 私はぺこりと先生に一礼し、茶道室のドアに手をかけた。 その時。 「っひゃ...!?」 肩が思わずビクッと揺れる。 だって、先生の手が何故か私の手に重ねられているのだ。