「う...うわぁ...!?」 驚きすぎでよろけ、尻もちをついた。 恐らく先生はあまりに返事しない私が気になって顔を覗き込んだのだろうけど。 タイプすぎる顔とあんな間近で対峙してしまったら、平静でいられるわけがない。 「なにしてんの...?」 先生が心配そう...と言うよりは馬鹿にしたような顔で、私に手を差し伸べた。 「けっ...結構です...!」 こんな状態で手なんか握れるわけない! 私はさらに後ろにずいっと下がってから、勢いよく立ち上がった。