高校生活がそんなに綺麗だとは、昨日1日学校で過ごしてみてとても思えなかった。 花の高校生なんて嘘っぱちじゃないかとさえ疑ってしまうほど。 「高校生になったら...運命の人に出会えるって信じてたんだけどな...。」 どうやら現実はそんなに甘くはないらしい。 少女漫画のような運命的な出会いなんて、そうそう無いものなのかもしれない。 だとしたら、なんてつまらないのだろうか。 私は再度深い溜め息をついてから校舎に足を進めた。 ガヤガヤと煩い生徒の人混みを抜け、靴箱に辿り着く。