屋上につき、れいちゃんに

朝のことを話した。


「ってことなんだけど…。」

「はあ?別に仲良くてもいいでしょう。」

「なんもされてないからね?」


なんもされてないからってことはないんだけど、心配されたくないからね。

ただ突き飛ばされた時に足首を捻ったぐらい


「とにかく、次からは言うこと。」

「ええ、でも「言うこと。」


圧に押されたような…?

こうなるとれいちゃん怖いからな。

それから私は少し泣いた。

先輩に言われたこと、碧空くんのこと

色々思い出して胸が苦しくなった。




少しするとれいちゃんが

「私的には桐生くんはやめた方がいいと思うの。」

「蘭が好きなら私はとめないけど、辛いなら、苦しいなら忘れるのに時間はかかるけど、別の恋を探すのもありかなって。」


れいちゃんなりに考えてくれてる。

でも、私の中では答えは決まっていて


「うん、そうしたいんだけど。でも好きなの。忘れたくても忘れられない。」

「ありがとね、れいちゃん」


こんなにも私のこと考えてくれてるのに

何も返せないし、迷惑しかかけてない。


「このまま2時間目もサボろうか」


もうそんなに時間がたってたんだ〜。

全然気が付かなかった…笑


「うん、そうだね」


チャイムがなるまで話をして

3時間目からは授業を受けた。