数分後には
果恋ちゃんが
家のドアを開けて
部屋にあがってきてくれた

「なんだ
話し合いしなかったんだ」

「うん
でも告白のようなことは
言っていったよ

ちょっとびっくりしたけど
嬉しかった」

「あんなお兄ちゃんでも
平気?」

果恋ちゃんが心配そうに
聞いた

「あれれ?

お兄ちゃんの恋を応援する

って言ってたの誰?」

「まあ、そうだけど
花音に気持ちがないのに

あんな兄貴を押し付けるのは
悪い気がして」

「良い人だよ」

「遊び人だよ?」

「そうだね~
女の人とよく手をつないだり
触りあったりしてたね」

「あんの…
馬鹿兄貴!」