中学生になりました。受験して入ったので、同じ小学校の子はたまたまいません。



1人から友達作りです。



私は人見知りじゃないので、話しかけるのはできる.......と思ってたけど。



しーーんとした教室の中で後ろの子に話しかけるのはなかなか勇気が必要でした。



話しかけるのは、むりでした。私が住むところ方言がきつくて、少女漫画みたいな世界観ではありません。


諦めてます、そんなの



あるわけないじゃん?そんなピュアな心、そう持ってる人なんかいない.......とおもう



やっぱりさ、漫画みたいな展開、期待しちゃうよね。『一目惚れです…♡』的な。



なかった。なんにもなかった。






でも、友達は出来ました!
大人しい華(はな)ちゃん、かわいい梨子(りこ)ちゃん、にぎやかな香澄(かすみ)、かなちゃんにさくらちゃん。


沢山出来て嬉しかった!



正直私はかすみが苦手だった。大きな声で話すし、めっちゃ割り込んでくるし、嫌だなって思ったらその感情が大きくなってしまった。




まぁ色々あったの。




部活はバスケ部に入りました!





『かすみちゃんってさー、うざくない?』
『それなー!まじ男好き』

そんな言葉が聞こえてきました。



耳を疑った。そんなまだ入学して2週間ほどなのに好きも嫌いもなくない?




って言ってる私もかすみは苦手なんじゃけどさ。


うーわほんと自分ってダメなやつ。





『ね??優璃ちゃんもそー思わない?』
藤原優璃(ふじわらゆうり)私の名前が呼ばれてはっとする。


話しかけて来たのはさっきの子達だ。


『うん、ほんとそー思う』


私もそう答えた。



その一週間後、