からふる。~第11話~

信号が点滅する。


このままじゃ、先輩...。



「青波先輩!」


「凪砂!」



誰かの叫び声だった。


青波先輩の名を呼ぶ声だ。


青の点滅が終わり、赤になった。


先輩はそれを見て向こう側にダッシュで向かい、女性に麦わら帽子を手渡した。


次の瞬間...。


女性は青波先輩に抱きついて泣いた。