青波先輩のおすすめのお店があるということで、電車に乗って青波先輩の地元の町まで行くことになった。
電車に揺られながら、青波先輩は私に地元のことを話してくれた。
「俺の家からは海が見えるんだ。結構いい波が来るからサーフィンもやったことある。紗彩は海とか行ったことある?」
「私はないです。両親が好きではなくて。ですが、私は水泳を習わせて頂いたので少しは泳げます」
「そうなんだ。一緒に海に行けたらいいのにな...」
そう言って私の目をじっと見つめてくる青波先輩。
何度見ても美しい。
この瞳の奥の海で泳いでみたい。
「紗彩が俺のカノジョになった記念には一緒に海に行って泳ごうね」
「あ、はい...」
カノジョになることはあるのかな?
今の所無さそう。
だって皆家族みたいなんだもん。
誰か1人を好きになって付き合って...なんて考えられない。
「そうそう、今日行くお店はね、俺が小さい頃から誕生日ケーキを買ってたお店なんだ。そこのパティシエの息子さんが俺の5つ上で良く一緒に遊んでもらってたんだ。明日もバイクで届けてくれるみたい」
「そうなんですか。いい人なんですね」
「うん、すっごくいい人。1人っ子の俺に優しくしてくれて、サーフィンも水泳も教えてくれた。恩返しのためにもケーキは絶対に毎年そこのを食べることにしてる」
話を聞いて私は思った。
青波凪砂先輩という人は、見かけや態度によらず真面目で人情味溢れる人だと。
そんな人がどうして女遊びをするようになったのかすごく疑問に思うけれど、踏み込んだら、青波先輩の心の海が荒れて濁りきってしまうのではないかと思った。
青波先輩は何か抱えてる。
気づいているのに何も出来ない。
何か私に出来ることはないだろうか。
結局聞けず、名案も浮かばないまま、電車を降り、ケーキ屋さんへ歩みを進めた。
電車に揺られながら、青波先輩は私に地元のことを話してくれた。
「俺の家からは海が見えるんだ。結構いい波が来るからサーフィンもやったことある。紗彩は海とか行ったことある?」
「私はないです。両親が好きではなくて。ですが、私は水泳を習わせて頂いたので少しは泳げます」
「そうなんだ。一緒に海に行けたらいいのにな...」
そう言って私の目をじっと見つめてくる青波先輩。
何度見ても美しい。
この瞳の奥の海で泳いでみたい。
「紗彩が俺のカノジョになった記念には一緒に海に行って泳ごうね」
「あ、はい...」
カノジョになることはあるのかな?
今の所無さそう。
だって皆家族みたいなんだもん。
誰か1人を好きになって付き合って...なんて考えられない。
「そうそう、今日行くお店はね、俺が小さい頃から誕生日ケーキを買ってたお店なんだ。そこのパティシエの息子さんが俺の5つ上で良く一緒に遊んでもらってたんだ。明日もバイクで届けてくれるみたい」
「そうなんですか。いい人なんですね」
「うん、すっごくいい人。1人っ子の俺に優しくしてくれて、サーフィンも水泳も教えてくれた。恩返しのためにもケーキは絶対に毎年そこのを食べることにしてる」
話を聞いて私は思った。
青波凪砂先輩という人は、見かけや態度によらず真面目で人情味溢れる人だと。
そんな人がどうして女遊びをするようになったのかすごく疑問に思うけれど、踏み込んだら、青波先輩の心の海が荒れて濁りきってしまうのではないかと思った。
青波先輩は何か抱えてる。
気づいているのに何も出来ない。
何か私に出来ることはないだろうか。
結局聞けず、名案も浮かばないまま、電車を降り、ケーキ屋さんへ歩みを進めた。



