からふる。~第11話~

電車の中でも、帰宅してからも青波先輩は一言も喋らなかった。


明らかに様子がおかしいのは皆気づいていたけれど、こういうことは良くあることらしく、月1の恒例になっているということ。



「女絡みだろ、どうせ」


「大地、そんなこと言うな。凪砂は凪砂なりに悩んでるんだから」


「だからって毎月1日2日不機嫌でいられてみろ。良い気はしないだろ?気分が沈んだ時こそ大声だして叫べばいいのにな」



赤井先輩にはきっと理解しがたいことなのだろう。


私も理解できないことの方が多いけれど、理解するように努力したいと思う。


だって絶対このままで終わっちゃダメだよ。


明日は誕生日だっていうのにどうしてこんなことに...。