2人が笑ってる横で私が苦笑いしていると、澪先輩が話し掛けてきた。
「紗彩ちゃん、ちょっといい?」
「はい」
2人が食堂に消えていくのを見計らってから私たちは玄関を出て、近くのベンチに腰かけた。
木があるから真夏の割には涼しい。
自然の風が肌をすり抜け心地よく感じた。
「玲央のこと、なんだけど」
「すみません。なんか色々大変なことになってしまって...」
「紗彩ちゃんが謝ることはないよ。玲央はちょっとこじらせたがるからね」
「こじらせたがる?」
「ま、それはいいんだけど。取り敢えず今は紗彩ちゃんが玲央にどうしてほしいか聞きたい」
「どうしてほしいかって言われても...」
「紫雄は部屋を離すか出ていってもらいたいって言ってたけど、紗彩ちゃんはどうなの?紗彩ちゃんがそれを望むなら沼口さんにも言わなきゃならないし、玲央とも話し合いたいと思う」
そんなこと言われても...。
確かに酷いことされたし、ファーストキスを奪われたのは本当にショックだった。
だけど、たった2日の数分しか一緒に過ごさなかったのに私には悪魔くんを100パーセント嫌いになることも、彼を排除する権利もない。
だから私は悪魔くんを...
いや、黒羽玲央くんを...
許すしかない。
「私も悪いところはあります。1度きちんとお話ししたいって思ってたんです。だけど色々あって出来なくて...。私、黒羽くんと話がしたいです。話し合って解決出来るならそれが1番だと思うので」
「じゃあ、皆が帰って来ないうちに2人で話し合いな。部屋までは俺も着いていくし、何かあったらそのホイッスル鳴らしてくれれば飛んでいくから」
「はい」
こうして私は悪魔くんを本当の悪魔くんにしないように話し合うことにしたのだった。
続く...
「紗彩ちゃん、ちょっといい?」
「はい」
2人が食堂に消えていくのを見計らってから私たちは玄関を出て、近くのベンチに腰かけた。
木があるから真夏の割には涼しい。
自然の風が肌をすり抜け心地よく感じた。
「玲央のこと、なんだけど」
「すみません。なんか色々大変なことになってしまって...」
「紗彩ちゃんが謝ることはないよ。玲央はちょっとこじらせたがるからね」
「こじらせたがる?」
「ま、それはいいんだけど。取り敢えず今は紗彩ちゃんが玲央にどうしてほしいか聞きたい」
「どうしてほしいかって言われても...」
「紫雄は部屋を離すか出ていってもらいたいって言ってたけど、紗彩ちゃんはどうなの?紗彩ちゃんがそれを望むなら沼口さんにも言わなきゃならないし、玲央とも話し合いたいと思う」
そんなこと言われても...。
確かに酷いことされたし、ファーストキスを奪われたのは本当にショックだった。
だけど、たった2日の数分しか一緒に過ごさなかったのに私には悪魔くんを100パーセント嫌いになることも、彼を排除する権利もない。
だから私は悪魔くんを...
いや、黒羽玲央くんを...
許すしかない。
「私も悪いところはあります。1度きちんとお話ししたいって思ってたんです。だけど色々あって出来なくて...。私、黒羽くんと話がしたいです。話し合って解決出来るならそれが1番だと思うので」
「じゃあ、皆が帰って来ないうちに2人で話し合いな。部屋までは俺も着いていくし、何かあったらそのホイッスル鳴らしてくれれば飛んでいくから」
「はい」
こうして私は悪魔くんを本当の悪魔くんにしないように話し合うことにしたのだった。
続く...



