からふる。~第8話~

しゅうくんと凜くんがバチバチの中私のショッピングは再開した。


あまりよろしくない部屋とはいえ、綺麗に可愛く見せたいからそれなりにものは揃えたい。


八代先輩は呆れたのか、1人でアニメイトというところに行ってしまい、狭い店内を3人で横並びで歩く。


もちろん私が真ん中で。


しばらくぐるぐるしてカーテンコーナーにたどり着く。



「さあやん、このカーテン可愛くない?」


「ピンクだね。私ピンクは結構好きだよ」


「じゃあ候補ってことで。他にはぁなっにがぁ~あ~るかなぁ~」



言葉をメロディに乗せながら探し回る凜くん。


私より可愛いよ。


なんて思いながら私も一生懸命選ぶ。



「あっ...」



思わず声が出た。


かつて使っていたカーテンにすごく似ているものを見つけてしまった。



「さーやちゃんこれがいいの?」


「あ、いや...。しゅうくんはどれがいいと思う?」



昔、三上さんがカタログを持ってきて自分で選んだのは夜空をイメージしたような、藍色に星や月が描かれているカーテンだった。


好きだったけど、あんまり思い出さない方がいいと思うから、今回はやめることにした。



「オレは...あっちのピンク地に紫の花が描かれてるのがいいかな。可愛いし、大人っぽいし、凜が押してるピンクも入ってるしいいと思う」


「私もさっき見たよ。あれも気に入ったからあれにする」


「分かった。じゃあかごに入れて次見に行こう」


「うん」