からふる。~第8話~

茶碗洗いを済ませ、1人分残った素麺をお盆に乗せる。


今朝突然泣き出しちゃったし、自己紹介もしてない中あんなことになってしまったからきちんとお話ししたい。


食べてもらえなくても取り敢えず持っていこう。



「紗彩」



.........。


背筋がゾクッとする。


この呼び方、この声は...。


振り返ろうとして心臓が止まった。


わわわわ...。


も、も、もしかして...バックハグってやつぅ?


ほ、ほ、ほいっ、ホイッスルを。


でも、腕が拘束されて動けない。


絶体絶命の大ピンチ。


神様お願いします。


どうか、何事も起きませんように!


狼くんよ、私を食べないで!



続く...