桃の華〜溺愛イケメン社長〜

スマホを確認してみると本当に画像が送信された後だった。
それももう既読がついてるよ。

こんな変な画像送ってしまって大丈夫かな?
桃田さんに気持ち悪いって思われないか心配だ。

「返信きた?」
セリナにそう聞かれたとき同時に、桃田さんから返信が来た。

「きたっ!!」

桃田さんからのメッセージを読んでさっきまで心配していたことが一気に吹き飛んだ。 

「“可愛い、写真ありがとう”だって!」

「いいなぁ〜華は。可愛いだなんてユウト先輩に言われたことないよ」

ユウト先輩とはセリナの彼氏。
部活が忙しいみたいであまりデートも出来ていないみたいだけど、学校の廊下とかですれ違ったりしたとき、ユウト先輩もかなり優しいと思うけど。

「早く返信しなよ」

セリナにそう言われて、セリナが勝手に送ってしまったと返信をした。
するとまたすぐに返事が返ってきた。

「“セリナちゃんに感謝だ。よろしく言っておいて”だって!」

「はい、はい」
呆れたようにそう言うセリナを前に、渡すは何度かメッセージをやり取りし終えた。

「桃田さん、ニューヨークだっけ?」

「うん!」

「じゃ、今頃夜中じゃないの?」

桃田さんに出張先がニューヨークだと聞いた時に調べたんだけど、日本より13時間進んでいる。

って言うことは、日本が今15時すぎだから夜中の2時すぎだ!!

桃田さん寝てたかな?
仕事で疲れてるだろうに、何も考えず何度も返信しちゃったよ。

だけど、そんなことを感じさせないような優しいメッセージだった。
離れていても、桃田さんの優しさが伝わってくるよ。

早く、来週末がやって来ないかな。

毎日メッセージを送ってきてくれるけど、やっぱり桃田さんに会いたいよ。

会って、頭を撫でてほしい。
それに優しい声で“華ちゃん”って呼んでほしい。