声がした方を見ると、利希は空を見上げながら微笑んでいた。

「……こんなに綺麗な星空、初めて見たよ」

利希と同じように空を見上げたれいの言葉に、利希は「なるほど」と呟く。

「……そろそろ帰ろう。魔法学校に」

庚の言葉に、私たちは頷いた。