からふる。~第6話~

「良ければなんだけど、明日さーやちゃんの手伝いしてもいい?あと、さーやちゃんの部屋に必要なものも買いに行こうよ。凜も誘うから。...ダメ?」



そんな上目遣いでイケメンにおねだりされちゃったら、答えはひとつしかないでしょう。



「うん、いいよ。よろしくお願いします」


「じゃ、明日は早起きして手伝う。わがまま聞いてくれてありがとう。じゃあまた明日だね。今日はお疲れ」


「うん。じゃあ...お休み」


「お休み、さーやちゃん」



はあ...。


カッコいい...。


ため息が出るほどカッコいい。


普通にホレてしまう。


優しいし、カッコいいし、ヤキモチ妬いちゃうのも悪くない。


今のところマイナスポイントゼロ。


毎日イケメンから"お休み"って言われるのかと思うと贅沢だ。


このくらいの贅沢は許してもらわねば。


よしっ!


いい気分のままお風呂に入ろう!


男子たちの入浴終了まであと2時間。


それまでは寝ます!


私は部屋に戻り、ぴかぴかになった床に寝転がったのだった。