ENDLESS BATTLE―覚醒・霊会編―

試験


バシィッ、と音が響き、竹刀がぶつかり合う。

流れに乗って何度か打ち込む。


『結構つえーな』


相手は正確に零次の動きを受け止め、正確に攻めてくる。

零次も負けずに相手の攻撃を防ぎ、攻撃に繋げようとする。



バシィッ!!



激しい音が響き、零次と仮面の少年は一歩後ろに下がった。


『剣道っていうかただの打ち合いじゃねーか!!』


フゥ、っと息を吐き相手を見据える。


なかなかの腕前。

県内の高校生でもトップクラスの実力を持つ零次と対等にやりあっている。


零次は小学生の頃から剣道を始めた。

最初は兄の真似をして始めただけだったが、次第にその面白さに引かれ、練習に打ち込む中で才能を開花させていった。


昨年は1年生でありながらもインターハイに出場した。

ベスト4まで残り、準決勝で負けたものの3位決定戦で勝利したため、学校中の注目を集めた。



『強いヤツだな。でも―――』



負ける気はしない。



不思議な自信が零次の中にあった。


再び竹刀が音を立てる。

両者一歩も引かない。


『この感じどこかで…』