「待ってください!」
ミリヤが大きな声を出した。
全員の視線がミリヤに移る。
「仮にもたった今白鳥零次は封印師になりました。
学院にも行っていないのに、いきなり試験など……」
「ってか、何の試験だよ。
その上まだ受けるって言ってねーし」
状況が読めない零次は、ミリヤの声をさえぎり言った。
いきなり現れた謎の3人組。
傷を癒してくれたのはありがたいが、試験をするなどと言いだす。
ミリヤはミリヤで何か言いたげだ。
「何って決まってるだろ?」
「だからそれがわからないんだよ!」
大きなため息を吐くと、寒野は何かを零次にむかって投げた。
棒状のそれを受けとめると、馴れ親しんだ感触があった。
「竹刀……って、これで試験するのか?」
「正確に言うと仮試験だ。
今からそれで一試合やってもらう。
それによってお前に素質があるかを見極める。
その後、見習いとして1ヶ月を過ごしてもらい、正式に封印師として霊会に入ってもらう。」
なるほど、と話を聞いていたが、1つ気になる点があった。
「霊会に入るのは強制なのかよ!?」


