ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~



振り返るとユウキがいた。


「あ、ユウキ」

「ここでなにやってんの?」



「あー、えっとご飯たべるとこ探してて……」

間違ってはない。



「なら一緒に食堂いかね?」




食堂……は、狭いから男子と触れる確率があがるからあまり行かないようにしてるんだよね……




「いや、大丈夫!」


「でも1人なんだろ?」

「行こうぜ!」


勢いで手を掴まれた。







……手……いくらユウキでもやっぱり少し怖い。




ガラっと生徒指導室のドアが開いた。

「……」

振り返るとリュウヤがいた



「……マリ……」



「リュウヤ……」






「ごめん、お取り込み中だったな。邪魔した。」