ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~


ギャルなんだけど、誰がみてもわかる。

あれは可愛い。スタイルも抜群。
なんでこの学校にいるのかが不思議ですらある。




「あ!あの子だ、さっき言った3人の1人!」


「……可愛いね」

「あんた、あの子裏で色々やってるらしいよ怖くてたまんないよ!」



そうなんだ、まあそうだよね。
ギャルだし。

あれでなにもやってないんだったら、好感度爆上げ。



リサと離れて出席番号順に整列する。




男子たちも着替えてて、ほぼ集まっていた。


「男子と女子に分かれて、バスケをするぞ~!まずチーム分けから。名前呼んでいくから返事して勝手に固まれよ~!男子から行くぞ」



バスケか!好きな体育のスポーツ上位に入る!
楽しみ~!





わくわくだなぁ……



男子の名前が続々と呼ばれていた。
その中で、


「山田 リュウヤ!」



「山田 リュウヤ!!!」


返事がないので周りがざわつき始める。


ん?どうしたんだろ?
山田って人。いないのかな?