黙々とお弁当と唐揚げを平らげ、そんなことを考えていると気持ち悪くなってきた。


ダメだ、今日は帰ろう。



いつの間にかコーチ室にいた先生に声をかけ、部室をあとにした。



今日は疲れた。
早く帰って寝て忘れたい。





「倉橋!!!!!」

ユウキの声……


「ユウキ……?どうしたの?」

「えっ、まだ俺の名前…………」

「え?」





「あ、ごめんな。俺のせいで気分悪くなったんだろ?」

「え?」

うそ。

「そんなつもりじゃなかったんだけど…」


違うのに……

「ねえ、ホントに違……っ」

「いいから!!」


ビクッ