「優しくお願いしようと思ったんだけど、認めねえならこっちも手出すしかねえわ」


そういって、右手で顎をつかまれで左手で後頭部に回されて引き寄せられる。
そのまま目つき悪いやつの顔が近づいて触れた。


「???????!!!!!!!」



あたしの顔を掴んでいる大きな手による頬の痛みの反して唇には柔らかく生暖かい感触があった。

ぬるりと何かが唇をなぞり、あたしは必死に入られまいと唇に力を入れていた。




後頭部にあった手はいつの間にか前側の制服をまさぐられ、揉まれている。



無理…助けて…怖い……吐き気が…


「んん…おぇ!!!」




「おい、そいつ嗚咽してる」
もう1人のヤンキーの声が聞こえ余計吐き気が増す。


無理!我慢できない!!




あたしはキスをしてきたやつを力いっぱい勢い良く押した。
すると思った以上に、そいつは飛ばされあたしから離れる

「……いって」




あったまにきた…なんで悪いことしてないのに、こんなことされないといけないの。

喉まで押し寄せていた「何か」を飲み込み思いっきり叫んだ。





「そんなに煙草のこと知られて困るんだったら、こんなとこで吸うんじゃねーよ!!!!!」