ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~

くない……





リュウヤの舌が、歯をなぞりあたしの舌を吸い、口の中すべてを調べられているように隅々まで舐め回される。





頭が段々痺れてきた。

2人の混じった唾液があたしの口からたれおちるけど、気にならない。



気にならないくらい。
気持ちいい……




「ちゅ……ぅん……んん」




「はっ……ちゅ……はぁ」



静かな部屋に2人の吐息だけが響く。




「マリ……」

目を開くとリュウヤの必死な顔が見えた。




胸が激しく跳ねる。




嘘……こんなの初めて……





リュウヤはスカートに手をいれてくる。


「リュウ……!」

「いいから……」


「んぅ……っ!」



「うわ……お前濡れてんじゃん……」