木蓮に抱かれて

次の日、面接が済み合否待ちだったコンビニのバイト先から電話があり、無事採用となった。


嬉しかった。ホッとした。
これで土日もバイトに入ることができたら、昨日みたいにもうお父さんに性交を強要されたり、暴力をうけることも無くなるかもしれない。


自分のお小遣いが欲しかったのもあるけど、バイトをする一番の理由は"お父さん"だから。

これからわたしは、できるだけお父さんを避けて生きます。
同じ屋根の下で住んでるから逃れられないこともあるかもしれないけど、わたしは普通の暮らしをして、普通の恋愛をしたいの。

自立の一歩だと思って見守ってください、本当に、お願い・・・。
もう、邪魔しないでよ・・・?


「おい、おまえバイトいつからだっけ?」

「あぁ、シフト制だから決まったら言ってくれるって。多分来週からになるって言ってたけど」

「ふ~ん。給料出たら一万くれよ。毎月な。」

え、なにそれ。さっそくなに子どもみたいなこと言ってるの?

「なにに使うの?」

「そんなの関係ねぇだろよ。もらった時点で俺の金だ。」

わたしが返事もせず不満そうな顔をしてると

「パチンコだよっ!!!家と好きでもねぇ仕事の往復ばっかしてられるかよ」

なるほど。まぁパチンコ行っている間は家にもいないし、パチンコで性欲のうっぷんもついでに発散してくれるなら、一万あげるのもアリかも・・・。
もうこれ以上の関係はごめんだよ・・・。